【B01】2019年度 発表論文

[B01-1: Yasumitsu Ogra]
“Effect of gut microflora on nutritional availability of selenium”
K. Takahashi, N. Suzuki, and Y. Ogra.
Food Chemistry, 2020, 319, 126537
doi: 10.1016/j.foodchem.2020.126537
(ひとこと)宿主のセレンの代謝に腸内細菌叢が役立っていることを明らかにしました。ベジタリアンでも野菜嫌いでも、セレンを効率よく摂取することに腸内細菌叢が役に立っています。なお、プレスリリースが所属機関より出ていますので、こちらもどうぞ。

[B01-2: Yutaka Ito]
“In-cell NMR Spectroscopy: From Molecular Sciences to Cell Biology”
Edited by Yutaka Ito, Volker Dötsch, Masahiro Shirakawa
Published from Royal Society of Chemistry
(ひとこと)In-cell NMRについて総合的に解説した初めての本です。世界中の主要なin-cell NMR研究グループが結集し、最新手法から生物学的に重要な応用例まで幅広く紹介しています。私たちも第5章を担当しています。
In Chapter 5 “Protein Structure Determination in Living Cells from NOE-derived Distance Restraints”
Teppei Ikeya, Peter Güntert and Yutaka Ito, Pages 63 – 89

[B01-3: Satoko Akashi]
“Native Mass Spectrometry of Protein and DNA Complexes Prepared in Nonvolatile Buffers”
K. Saikusa*, D. Kato, A. Nagadoi, H. Kurumizaka, and S. Akashi.
J Am Soc Mass Spectrom, in press
doi: 10.1021/jasms.9b00145
(ひとこと)近年、構造生物学の分野で利用されるようになったネイティブ質量分析法では、試料は揮発性の水溶液として調製する必要があると長い間考えられてきました。しかしながら、汎用的な緩衝液中でのみ安定に存在する生体高分子からなる複合体も存在します。私たちはトリス緩衝液で調製した巨大タンパク質-DNA複合体であるヌクレオソームコア(200 kDa)について、高濃度の酢酸アンモニウムを共存させることで、ネイティブ質量分析が可能となることを見出しました。