B01班:生命金属動態の「測定解析」

B01班:生命金属動態の「測定解析」
生命金属科学研究の測定解析法の高度化
小椋(班長)・伊藤・明石・武田


異なる分野間での連携は必ず技術的なブレイクスルーを生み出し、未知なる現象の発見に繋がってきたといえます。例えば、近年の生命金属科学関連分野では、蛍光イメージング の感度・精度の飛躍的向上が、Fe/Zn/Cu による細胞周期の制御という新たな現象の発見に結びついています。

本領域においても、各計画班員のそれぞれが独自に有する生命金属に関する分析法の高度化を進め、「蛋白質科学や分子生物学などを専門とする研究者の要望に対して、測定・解析系の研究者が応える」という連携を繰り返すことで、解析感度・精度の飛躍的向上といった技術革新を経て、新たな測定法の開発につながることが期待されます。

B01班では、生命金属に関連する測定解析の手法を、生体やタンパク質試料に最適化させます。生体試料を用いた測定解析では、「夾雑物」の存在下で高感度に解析すること、細胞や組織を破壊せずに「そのまま」解析することなどが非常に困難です。そこで、ICP/NMR/MS/蛍光X線といった測定解析技術を中心に、生体試料を扱う上での問題点の解決に取り組みます。また、これらの測定解析法を高度化させることができれば、将来的には、生命金属動態のリアルタイム観察や、金属関連疾患のオンタイム診断などへの展開も期待されます。

B01-1 生命金属動態解析に資するスペシエーションの高度化と応用
研究代表者 小椋 康光(千葉大学大学院薬学研究院)
B01-2 生命金属動態解析を可能とするin-cell NMRによる金属タンパク質研究
研究代表者 伊藤 隆(首都大学東京理学研究科)
B01-3 生命金属動態解析を目指したタンパク質のネイティブ質量分析
研究代表者 明石 知子(横浜市立大学大学院生命医科学研究科)
B01-4 生命金属動態解析に向けた量子ナノビームによるバイオ・ケミカルイメージング
研究代表者 武田 志乃(放射線医学総合研究所)