A01班:生命金属動態の「維持」

A01班:生命金属動態の「維持」
生命金属が制御する細胞内構造ダイナミクスと機能
城(班長)・青野・高野・田村


生命と金属の関わりを示す最も代表的な例として、赤血球に含まれるヘモグロビンが挙げられます。ヘモグロビンが酸素分子を運搬するためには、酸素分子を結合するための鉄が必要ですが、私たちの体には、鉄がリサイクルされて、ヘモグロビンに供給される非常に巧妙なシステムが備わっています。

つまり、生体が金属をどのように活用しているのかを理解するには、金属の生体内動態を「維持」するメカニズムを分子や原子のレベルで明らかにする必要があります。特に、金属タンパク質とリガンド(金属)、あるいは、他の生体高分子(タンパク質、DNA など)との相互作用変化を明らかにすることが、生命金属動態の制御メカニズムを理解するためには重要です。

A01班では、生命金属の細胞内量を感知・調節するタンパク質などに着目し、機能場である細胞内でのタンパク質間相互作用の変化を観測・検知することで、生命金属動態を制御する分子・原子レベルでのメカニズムを明らかにします。

A01-1 生命金属動態に関与するタンパク質分子の構造機能ダイナミクス研究
研究代表者 城 宜嗣(兵庫県立大学大学院生命理学研究科)
A01-2 生命金属動態を鍵反応とするセンサー分子システムの構築と生理機能制御
研究代表者 青野 重利(自然科学研究機構)
A01-3 細胞内生命金属動態を制御する植物の金属センシング機構
研究代表者 高野 順平(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
A01-4 生命金属動態の理解に向けた金属イオンConditionalプロテオミクス法の開発
研究代表者 田村 朋則(京都大学大学院工学研究科)