【B01】2023年度 発表論文

[B01-3: Satoko Akashi]
“Evaluation of Drug Responses to Human β2AR Using Native Mass Spectrometry”
Tajiri, M., Imai, S., Konuma, T., Shimamoto, K., Shimada, I., Akashi, S.
ACS Omega, 2023, 8, 24544-24551
doi: 10.1021/acsomega.3c02737
(ひとこと) 重要な創薬ターゲットタンパク質であるGタンパク質共役受容体(GPCR)の一つ、β2型アドレナリン受容体(β2AR)を、変性させずに質量分析(ネイティブ質量分析)することに成功しました。ネイティブ質量分析を用いてGPCRを観測することは極めて難しい実験であるため、これまで国内で報告はありませんでした。そして、この手法をさらに発展させ、β2ARに対するアゴニスト(作動薬)やアンタゴニスト(拮抗薬)の薬効を評価する実験系を、ネイティブ質量分析を用いて構築することに世界で初めて成功しました。

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