【オンライン開催】日本農芸化学会2021年度大会

鈴木 道生(A03-4班 研究代表者)、青野 重利(A01-2班 研究代表者)、神戸 大朋(A03-1班 研究代表者)が世話人を務め、大会シンポジウム「農芸化学における分子から細胞・個体レベルまでの生命金属科学研究」が開催されます。詳しくはこちらをご覧ください。

概要:
生物が生育し、その活動を維持するためには、有機物だけではなく、金属元素(生命金属)を必要としている。カルシウム、マグネシウム、鉄、マンガン、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、モリブデンといった様々な金属元素、セレンやホウ素といった半金属の生体内での役割を明らかにする研究が、これまで精力的に研究されてきた。
しかしながら、これまでの研究では個々の金属の役割について分子レベルでの構造と機能に着目するものが多く、細胞レベル、組織レベル、個体レベルでの巨視的な視点との研究の解離が大きくなりつつあった。そのような状況において、生命金属を研究対象とする研究者が密接に連携し、生命金属について微視的かつ巨視的な視点で研究を進めることは重要である。新学術領域「生命金属科学」の発足と共に研究者間での連携も進み始めている。特に農芸化学分野では応用に近い視点からの生命金属研究を展開する研究者が多いため、分子から細胞・個体レベルの一気通貫した議論をすることが可能であると考えられる。そこで本シンポジウムでは分子から細胞・個体レベルでの生命金属研究を、農芸化学の視点から生命・食・環境の発展に結び付く成果について各講演者から最新の研究と絡めて紹介して頂く。

演者:
青野 重利(自然科学研究機構生命創成探究センター)
「NiFe型ヒドロゲナーゼの活性中心形成に必要なCO生合成反応の分子機構」
神戸 大朋(京都大生命)
「メラニン生合成における亜鉛の役割」
鈴木 道生(東大院農)
「キチン分解とバイオミネラリゼーション形成制御の関係」
高野 順平(大阪府大生命環境)
「植物のホウ酸トランスセプター」
藤枝 伸宇(大阪府大生命環境)
「チロシナーゼにおける銅イオンの位置遷移」
古川 良明(慶應大理工)
「大腸菌の増殖を促進する金属タンパク質SodCIIの活性化メカニズム」

【開催報告】(鈴木 道生・東京大学)
日本農芸化学会2021年度仙台大会にて、 シンポジウム「農芸化学における分子から細胞・個体レベルまでの生命金属科学研究」共催:文部科学省科研費新学術領域研究「『生命金属科学』分野の創成による生体内金属動態の統合的研究」 を開催させて頂きました。シンポジウムはZoomウェビナーの形式にて行われ、古川、青野、鈴木、高野、神戸、藤枝の6名の班員が講演を行いました。分子から微生物、植物、動物に関係する生命金属現象について多岐に渡る内容で講演が行われ、生命金属研究の広がりをあらためて感じることができました。シンポジウムは全体を通して40名程度の参加者があり、質疑応答なども活発になされ、盛況な会となりました。また、シンポジウムの後にはSpatialChatを用いた懇親会が行われ、講演者と視聴者が和やかに落ち着いて会話することができ、制限時間ギリギリまで歓談が行われたことから大変良い試みであったと思いました。 ご講演いただきました班員とご参加いただきました聴衆の皆様に厚く御礼申し上げます。

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