第２回レドックスR&D戦略委員会 春のシンポジウム「最先端技術が切り拓くレドックスバイオロジー」

【会議報告】古川良明（A02-1）

公募班の斎藤芳郎先生（東北大学）のご尽力によって、学術変革領域研究「硫黄生物学」と生命金属科学との合同シンポジウムがハイブリッド形式で開催されました。計画班からは東京大学の中木戸先生と古川が現地会場（東北大学星稜オーディトリウム）にてシンポジウムに参加し、若手研究者のセッションでは、公募班の横山先生と天貝先生（いずれも東北大学）が発表され、斎藤先生は硫黄生物学の計画班として発表されました。硫黄原子と金属イオンは親和性が高いことからも、硫黄生物学と生命金属科学が扱う分野は非常に密接に関連していることを実感できました。「超硫黄」による生命金属動態の制御といった今後の展開も期待され、共同研究を含めたさまざまな連携可能性など、非常に活気ある刺激的な合同シンポジウムでした。現地会場には多くの東北大学研究者を含めたおよそ３０名ほどが集まり、オンラインでは１００名以上が参加していましたが、ぜひ次回は、全面的に対面で開催できることを願って、硫黄生物学と生命金属科学の連携をより進めたいと感じます。