【オンライン開催】第43回日本分子生物学会年会

12/2-4に開催される第43回日本分子生物学会年会において、神戸(A03-1)が徳島文理大学の深田教授とともにワークショップ「亜鉛シグナルの機序解明に適用する新しい実験方法の開発:化学領域との融合研究」をオーガナイズする予定です。

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【開催概要】
亜鉛は生命維持に必要な必須微量元素の一つであり、その恒常性は亜鉛トランスポーターが担っている。亜鉛トランスポーターを介する亜鉛は、亜鉛シグナルとして多彩な細胞機能の制御に関与している。申請者らが企画した国際亜鉛生物学会の学術集会が日本で初めて開催され(http://iszb2019.com)、日本で亜鉛製剤が新たに追加承認されたことも影響して、亜鉛が関わる生命現象を解明する「亜鉛生物学」が国内外で注目を集めている。本ワークショップでは、亜鉛シグナルのさらなる理解のために、「化学」の研究領域から新たに参入した若手研究者と、国際亜鉛生物学会および日本亜鉛栄養治療研究会の主要メンバーらとともに、亜鉛シグナルの標的分子の同定や生体金属の定量に関する新たな研究手法の開発について議論する。さらに、亜鉛シグナルの制御に基づく創薬研究に関する最新情報を交えて、今後の亜鉛シグナル研究領域のさらなる展開に要する革新的な方法論の確立を目指す。

【開催報告】(神戸 大朋)
12月3日(木)に開催された第43回日本分子生物学会年会ワークショップにおきまして、「亜鉛シグナルの機序解明に適用する新しい実験方法の開発:化学領域との融合研究」を開催いたしました。本ワークショップでは、徳島文理大学の深田俊幸先生とオーガナイザーを務め、オーガナイザーを含めた6名が発表しました。アメリカからNovartis Pharmaceuticals社のFryer Christy先生を講演者として招待し、充実したワークショップの開催となりました。オンラインでの開催でしたが、活発な議論がなされ、亜鉛研究の今後の展望を議論するよい機会となりました。

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